温野菜(作り置き)


まのさば最後らへんの雑感



ネタバレしかないです



1.まのさばに「魔王」はいない

なんかあれじゃん……
【魔王を倒す勇者】みたいなそういう話?

魔女候補の皆がたどり着いた、共存の可能性を示す道。
そこには打ち滅ぼすべき「魔王」はおらず、
困難であっても1つ1つ地道に紐解き、色々な視点で考えることで
分かり合うことができるのではないか?というものです。

ゲームのメッセージ性としてはこれで十分なようにも思います。
しかし、実際にはそうならなかった……という結末とのギャップが
我々プレイヤーの胸を打ちます。


2.物語の結末

処刑されるべきは人間ではなく……。
長い年月を復讐心に囚われ、化け物と化した──。
──悪い【魔女】の方だったのかもしれませんね。

ヒロが「この中に処刑されるべき魔女などいない」と言った矢先に
この発言なので少し面食らってしまいますよね。
それでも、これは必要なセリフだと思います。

エマたちは制限された環境の中で最良の結末にたどり着くことができました。
しかし、共存に至るには物語が始まった時点でとっくに手遅れの状態でした。
その結果、皆の思いとは裏腹に【魔王を倒す勇者】の類型に収まってしまいます。


3.快刀乱麻は次善策

事情を知らない外部の人間が事の顛末を知れば、
「少女たちが人類殲滅を図る魔女を倒し、世界は救われた」となるでしょう。
しかし、実際にはその裏で多くの葛藤や後悔があります。

現実の問題も同じなのだろうと思います。
時間や労力の制限から諦めた部分があるからこそ、
【きれいさっぱり解決してしまった】のではないでしょうか。
最良の道は、もっとつまらなく、英雄的でなく、困難に満ちたものかもしれません。

もちろん、リソースは有限なので、時には勇者にならねばならない時もあるでしょう。
それでもやっぱり、たまには散っていった魔王たちに思いを馳せたいものですね。

全部を取りこぼさないように、おもんなくて地味でしんどい仕事をしている社会人たち、本当に偉いです。
我々も社会に囚われた魔法少女なのかもしれませんね(???)

ヨマンデイイ
このご時世に復讐からの和解を描くのってすごいよねとか、
ミリアとアリサは聖人か?の話とかいろいろ絡めたいものがあったけど
ひとまずは最小限このくらいで……。

エマたちの示した道だけでなく、その通りにならなかったまでがワンセンテンスだよねって言いたかったらしいです